二年半ぶりの再会、高3になった生徒たちとの話
教室を卒業する生徒たちを見送るのは、いつも寂しいものです。2019年2月、当時中3の生徒たちとのお別れを、The Bee’s Knees としてSNSに書き記していました。
今日が最後の授業の生徒たち。「最後って、噓みたいだな」「来週普通に来そうだ(笑)」と言う。「これから何回か来ない水曜日を過ごすと、終わったんだなって思うんだよ」と言ったら、「小学校卒業したとき、そうだった!」と、ハッとした顔で言う。
「大人はね、何回も経験してるから、これが最後だって本当にわかっちゃう。あなたたち帰ったら私は泣くんだよ(笑)」と言ったら、びっくりした顔をするので、「ウソ、ウソだよ!」と慌てて言った。
いつも「さよーならー」しか言わない子も、今日は「ありがとうございました」と言った。宝物のような二年間をありがとう。お預け下さった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
高3となった生徒たちとの再会
そして先日、高3となった彼らと二年半ぶりの再会。3人それぞれが近況報告をしてくれました。
総合型選抜(AO)合格の知らせを持ってきた子には、コロナ禍での留学経験を経て、自信が備わったことが感じられます。それがベースになっているのかな、新たに「積極性」が発現しているようです。
「こんなことなら高1からコツコツやって推薦狙えばよかった!」と言いつつ、「一般受験頑張りまーす」という子の変わらぬマイペースさ。そのブレのないところ、正直なところは本当に彼の良さだ。中学生の頃とくらべると社交性、柔軟さが備わったみたい。
てっきり文系に進んだと思っていたら、理系にすすんだ子。その志望学部を聞き、なるほどなぁと深く頷く。彼のもつ豊かな感性をきっと活かせることでしょう。うまい選択をする力がある。
コロナ禍の留学先と日本のそれぞれの学校の話、18歳になり選挙に行った話や、模試で行けなかった話…
ああ、成長するっていいなぁ、人ってすごいなぁと何とも言い表せない嬉しい気持ちになりました。
「楽しかったなぁ」の言葉
ふとひとりが、「火曜日だった?水曜日だったっけ?」と。「(英語教室の)授業?」「うん、2年のときと3年のときで変わったんじゃなかった?」「速読英単語!(笑)」…
あんなことがあったね、こんなことを覚えてると話すうち、ぽろりと、「楽しかったなぁ」「うん、楽しかった」と口々に言ってくれます。遊びに来てたのではないのに、あんなに多量の英文音読しまくったのに。まったく、泣かせてくれる、優しいかつての少年たち。
あなたたちにもらったこの気持ちは、今週の授業に還元できるように頑張ります、ありがとう。
春にまた会いましょう。大学入試そして高校卒業を経ての成長にお祝いをしましょう。