シリウスの生徒Aくんの素朴な疑問「フォニックスやってない人はどうやって英語を読むの?」
3年前、中学受験に本腰を入れるため当教室を辞めたAくん。中学受験が無事終わり、また英語の指導を受けたい!と戻ってきてくれました。そんなAくんの疑問は、「英語を読めない人がいるのはなんでだろう?」。
Aくんが、英語が読めるのは当たり前、と感じているのはなぜなのか…その答えがフォニックスです。
小学生向けのフォニックス指導
英語音読教室シリウスの小学生コースでは、時間をかけて繰り返しフォニックス(音とつづりのルール)を学びます。そしてたくさんの文章を音読することを通し、フォニックスの定着と英語語順の体得を図っています。
現在、都内私立中高一貫校2年生のAくんは、小学生コースに通ってくれていましたが、中学受験塾の新6年生となるタイミングで当教室をやめることになりました。
受験生である間も通いたいとご希望いただいていたのですが、どうしてもスケジュールが合わなかったのです。
その1年後、合格のご報告とともに、また通いたいとご連絡をいただいたときは本当に嬉しく思いました。
なんで小学校でフォニックスをやらないの?
中学校に入学してからも読みと聞き取りには絶対の自信をもっている様子で、リスニングはいつも高得点。リーディングトレーニングを楽しいと言ってくれます。
Aくんは、英語を「読めない」と思うことがないので、英語を読めない人を不思議に思っていたそうです。
そこで「学校ではフォニックス教えないでしょう?」と話すと、「そうか!なら、フォニックスやってないのに読める人は、いったいどうやって読んでるんだろう?え?なんで学校でフォニックスやらないんですか?」と、別の疑問が湧いたようでした。
中学受験で英語学習を中断しても大丈夫
さて先日、小5の生徒さんが最後のレッスンを迎えました。2月から中学受験塾の新6年生となるのです。
保護者の方も、「シリウスも続けさせたい」とずいぶんとお悩みになっていらっしゃいましたが、スケジュール的にも難しそうでした。
そこで3年前、Aくんのお母さまにお話ししたことをお伝えしました。
「お子さまが今まで習得されてきたことは、楽器やスポーツと同じで、知識だけでなく身体をつかって得た技術です。
1年離れたからといって、多少錆びることはあっても失ってしまうことはありません。どうぞご安心なさってください。中学受験、応援しております。」
英語を読む基礎体力を作るフォニックス
新学習指導要領に基づき改訂された2021年度からの中学校の教科書は、従来のものとくらべ文法も単語も激増しました。高校の教科書は2022年度から改訂版となります。
受験を経て入学する学校の英語の進度は間違いなく早いものでしょう。シリウスで身に着けたフォニックス、音読を通して体得した英語語順はきっと力になると信じています。
Aくんのいうとおり、多くの英語学習者に広くフォニックスを学ぶ機会ができますようにと願いつつ・・・この願いは、驚くようなご縁をひきよせることとなりました。
次回は、フォニックスの学習ツール制作監修のご依頼を受けた件について書きたいと思います。